C301T
C301T。
わたしが学生時代いちばんお気に入りだったケイタイ。
インプレスのサイトより画像お借りします。
オレンジ色を持ってた。
かわいいスケルトンカラー。
手でピコピコ、ボタンをおして着信音をつくった・・・。
安っぽい。それがゆるされた。
つまり、ケータイとかPHSとかっていうのは、
生活のあくまで付属品だったので。。。
オモチャに近くてもよかったんだ。
いまスマホじゃそうはいかない。
本格的、日常のあらゆる場面でニーズをみたすための、
最先端で高機能で完璧を目指されたプロダクト。
こっちが不完全・・・人間が・・。不完全・・・。
まるでスマホで自我を拡張してどうにか都市を生き抜いているような。
もうこのままの人間の肉体ではこの世界を生き抜けないような。
そんな気分にさせられて。
いつも、
憂鬱になる。
あのころはよかったかもしれない。
ちゃっちいスケルトンカラー。
しょぼい着メロ。
おもちゃみたいなケータイで、
大好きな人からの連絡を待ってた。